▪️出版:金剛出版
▪️監修:松本俊彦、伊藤絵美
▪️著者:藤野京子、鷲野薫、藤掛友希
薬物をやめるのは簡単だが、やめ続けるのは難しい。簡単にやめられるからこそ「いつでもやめられるから、たまにはいいだろう」という油断が生じ、再利用を引き起こしやすいのである。本書は、SMARPPとスキーマ療法を合わせた2部構成の薬物離脱ワークブックである。第1部では、薬物を中心に据え、薬物を使うことの弊害ややめ続けていくにはどうしたらいいか、などを扱う。第2部では、薬物に頼らず社会適応していく方法を提示する。第1部からでも第2部からでも、また交互に読み進めてもヒントが得られるようになっている。
「BOOK」データベースより
目次
第I部
- 第1回:プログラムを始めるにあたって
- 第2回:薬物がもたらす害
- 第3回:薬物への欲求と引き金
- 第4回:内的な引き金と例外な引き金
- 第5回:薬物を使っていた生活からの回復段階
- 第6回:依存症ってどんな病気?
- 第7回:計画どおりの生活
- 第8回:再発を防ぐには
- 第9回:合法ドラッグとしてのアルコール
- 第10回:薬物と人間関係
- 第11回:睡眠薬・抗不安薬・マリファナ・危険ドラッグ
- 第12回:薬物離脱へのまとめと対策
第II部
- 第13回:安全な気持ちになれるイメージやもの
- 第14回:支えてくれる人をさがす
- 第15回:生きづらさと心の回復力
- 第16回:ストレスを考える
- 第17回:体験に気づくようにする
- 第18回:体験をそのまま受け止め、去っていくのを見守る
- 第19回:対処方法を身に付ける
- 第20回:生きづらさに関係する考え方
- 第21回:生きづらさに関係する反応
- 第22回:幸せな考え方と健康的な大人の反応
- 第23回:社会適応にむけて
- 第24回:社会適応へのまとめと対策